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infoseekの本サイト消滅につき旧作品が行方不明に…… 横浜みなとみらいを徘徊する記録
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2024/05/12 (Sun)
ツリーオブライフ

鑑賞日:2011.8.17

五段階評価:★★★★☆(4/5)

映画を鑑賞する姿勢によって評価が変わる。
好みにより評価が分かれる。
一歩間違えば監督の自己満足映画ともとらえられかねない、綱渡りの構成をとっている。
無意味にとれる場面の連続だが一貫して一つのメッセージを訴え続けている。
監督が映像や音楽を通して何を伝えたいのか問い続ける必要がある。
1度目で退屈と感じなければ再鑑賞に耐えられる内容。
他人におすすめできないため減点1とする。


鑑賞前の状態
予告編を見て感動の物語を期待していた。
しかし、前日にMovieWalkerのレビューを見ており過度な期待をしないことにしていた。
ナレーションがなく考えさせられる映画だということを知っていた。

鑑賞直前にパンフレットを購入したが、未読状態である。

上映前の劇場の状態
郊外の映画館を利用。平日のため20~25人ぐらい。

上映後の劇場の状態
エンドロール後劇場が明るくなったとき5人しかいなかった。

感想
語り手は母と兄の二人。
弟の死を忘れられず生後~少年時代を語り手が振り返る。
家族愛がテーマ? 弟の魂を空に帰す話。
日本的に言えば弟を成仏させきることができなかった家族が子供たちの少年時代までを思い返すことで愛に気付き、成仏させる話。

場面場面で無意味にすら感じる場面が連続する部分がある。
胎児が形作られる姿を表現するために地球の始まりから恐竜の滅亡までを幻想的な音楽と映像で綴っている。
その場面の意味を問い続けながら鑑賞したが、10分以上映像が続くため見方によっては非常に退屈に感じるだろう。
一つ一つの場面がどんな意味を持つのか、どんなメッセージを発しているのか問い続けなければ間がもたない。
Movie Walkerのレビューにて観客に見せるためにつくられたのではなく、作りたいから作ったと評価していたがまさにそのとおり。
感動を得るためには問い続けなければならないという難儀な造りになっている。

意外と2時間半が短く感じた。

審査員受けはいいと思います。
難解な文学を読みこなすつもりで。
「2001年宇宙の旅」よりは遥かに親切だと思います。

理解する努力を放棄してしまうとあっという間に睡魔に襲われるでしょう。

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