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infoseekの本サイト消滅につき旧作品が行方不明に…… 横浜みなとみらいを徘徊する記録
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2025/07/30 (Wed)
仕事が忙しく帰宅時刻が11時を越えています。

「キスまでの距離 おいしいコーヒーのいれ方Ⅰ」(集英社文庫 村山由佳)を読了しました。
本作はNHK-FM 青春アドベンチャーでおなじみのおいしいコーヒーのいれ方です。

ラジオをつけるとよくやっているのでなじみが深かったのですが、つい最近まで作者を知りませんでした。

それに青春小説は滅多に読まないので、気になるけど次の日には忘れている、というパターンを繰り返していたわけです。

主人公といとこのかれん、その弟の丈、喫茶店のマスターが主な登場人物です。

久しぶりに会った親戚が急にきれいになってどぎまぎするのはよくある話。年が近い女の親戚を持っているならそんな経験があるのではないでしょうか。

親は単身赴任。子供を残していくのは心配だけど、子供たちが一緒なら心配の種も少なくなる。つまり一つ屋根の下に

古今東西の恋愛ものの定番で、タイトルにあるようにおいしい状況です。

本巻では主人公といとこのかれんがつきあい始めるまでが書かれています。

主人公がかれんを意識するところから始まって、紆余曲折在りながらお互いを好きあうようになります。

相変わらず電車の中で読んでいるのですが、車内で恋愛小説は小恥ずかしい。表情を変えずにいるのが難しいためです。

それにしてもマスターがかっこいいです。

登場人物が生き生きしています。

作者自身の文庫版あとがきを引用しますと、小説は

おいしいか、おいしくないか

だそうです。

本作は言うまでもなく後者です。良いお買い物でした。

次巻が楽しみです。

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2009/10/07 (Wed) Trackback() Comment(0)
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